インドネシア環境からの石油分解菌の分離と特徴付けに関する共同研究プロジェクト
1.プロジェクトの概要
インドネシア周辺海域は石油の国際輸送において極めて重要な地点ですが、地理的要因等による石油流出事故が懸念されています。インドネシア海域での原油流出に対し、微生物を活用した修復技術が適用可能であるかの調査を実施しました。さらに、インドネシアのジャカルタ湾に位置するパリ島の礁湖で、原油が漂着した砂浜海岸における微生物を活用した修復技術の効果を定量的に把握するために実証試験を行いました。
本プロジェクトは、株式会社海洋バイオテクノロジー研究所、大成建設株式会社と共に、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの受託事業として実施しました。
インドネシアでの実証試験の装置外観及び実証場所
2.プロジェクトの成果
別ページにて成果の詳細を報告していますので、以下のページをご覧ください。
この事業の成果の論文一覧:
- Teramoto M. et al.(2009) Oceanobacter-related bacteria are important for the degradation of petroleum aliphatic hydrocarbons in the tropical marine environment. Microbiology. 155(Pt 10):3362-70.
- Teramoto M. et al.(2010) The potential of Cycloclasticus and Altererythrobacter strains for use in bioremediation of petroleum-aromatic-contaminated tropical marine environments. J Biosci Bioeng. 110(1):48-52.
- Teramoto M. et al.(2011) Oleibacter marinus gen. nov., sp. nov., a bacterium that degrades petroleum aliphatic hydrocarbons in a tropical marine environment. Int J Syst Evol Microbiol. 61(Pt 2):375-80.
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター 生物多様性支援課
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TEL:03-3481-1963
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