バイオテクノロジー分野　長期ビジョン2030

趣旨

　NITEは平成２７年度から行政執行法人型の独立行政法人としてスタートします。
　我々は、「バイオテクノロジー分野　長期ビジョン2030」に謳ったこの将来像に向かって、これからも、健全なバイオ産業の発展をうながす機関として、バイオテクノロジーと生物資源の利活用を通じて健康で豊かな社会創りに貢献して参ります。

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解説

・バイオテクノロジーと生物資源の利活用
　生物学的・生化学的分析技術、生物改変技術、及び生物資源とその管理技術がバイオセンターの取り組む範囲です。
　なお、生物資源(遺伝子情報等も含む)としては、微生物に限らず、動物細胞、植物細胞等も社会要請に応じて対象にしていく所存です。

・国際的な課題への対応
　生物資源の利用に関する国際ルールである、生物多様性条約、それらに関連する各国国内法、国際的な品質基準等に対応します。

・事業者との連携
　産業界と連携することで、これまで整備してきた基盤（生物資源、遺伝子情報、解析技術及び人的ネットワーク）を最大限活用し、業界の抱える問題を解決したり、新製品の開発を支援します。

・産業の発展とリスクガバナンスの形成を推進
　より豊かな生活のためには、産業の発展が不可欠です。
　また、健全な産業の発展には、リスクの最適化及びリスクコミュニケーション（リスクガバナンス）が必要であると考えられます。
　日本のバイオテクノロジーを担うバイオセンターが主導し、業界団体とともに進めていきたいと考えています。

・人々の健康と豊かな社会創りに貢献
　その結果、経済の活性化や社会的な関心の強い事項（健康ニーズ等）への充足が進むことにより、持続的成長が実現され、国民が健康で、物質的な豊かさを享受できる社会創りに貢献していきます。