製品安全

事故原因の7割が製品に問題
~ガス“漏れ”バーナーに新たな規制~

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本件の概要

発表日:
令和7年2月27日(木曜日)
発表資料:
事故原因の7割が製品に問題
~ガス“漏れ”バーナーに新たな規制~
資料の概要:
 調理やアウトドアで便利なガスバーナー(いわゆる「ガストーチ」)ですが、粗悪な製品(主に海外製)での事故が多く発生しています。このような事故を防ぐため、2025年2月6日から新たにガストーチが「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」の規制対象となりました(詳細は別紙1を参照)。しかし、すでに購入済みの製品や、1年間の経過措置期間中に流通している製品の中には、安全性が劣っているおそれのある製品も存在していることから、引き続き事故の発生が懸念されます。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]はガストーチの安全な使用方法について注意喚起を行います。
         
 NITEに通知があった製品事故情報※1では、2019年度から2023年度までの5年間にガストーチの事故※2は129件ありました。そのうち、製品の不具合が関係する事故が7割(調査中の案件を除く)となっており、特に海外製のガストーチで製品不具合による事故が多く発生しています。
 手軽に使うことができ便利なガストーチですが、やけどを負ったり火災になったりする危険性がありますので、「購入時」及び「使用時」の気を付けるポイントを確認し、事故を未然に防ぎましょう。
 
【ガストーチ<購入時>の気を付けるポイント】
●PSLPGマークの表示があるか確認する。
 (経過措置期間:2025年2月6日~2026年2月5日はマークがない製品の販売も認められています。)
●信頼できるメーカー・販売元かどうか確認する。
 (国内の連絡先が明記されているか、装着するカセットボンベ等が指定されているか、
  理解できる取扱説明書があるかなど)
 
【ガストーチ<使用時>の気を付けるポイント】
●カセットボンベ等に装着する前に製品の点検を行い、装着後に異音や異臭などの異常がないか確認する。
●点火はカセットボンベ等を立てた状態で行う。
 大きく傾けて異常燃焼が生じた場合、直ちに立てた状態に戻す。


(※) 本資料中の全ての画像は再現イメージであり、実際の事故とは関係ありません。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故を含みます。
(※2)ガストーチが取り付けられたカセットボンベ(CB缶)やアウトドアボンベ(OD缶)で発生した事故も含みます。

発表資料

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図