Vol.165  3月27日号「はしごや脚立による事故」
■■■◆ ■ ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== ■■■◆ PSマガジンは製品安全についての情報を ■ ■■■ お届けします。 (第2・4火曜日発行) ■ ■ <等幅フォントでご覧ください> ■■ ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・ ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト) ■■■ 製品安全センター 製品安全調査課 http://www.jiko.nite.go.jp/ ==================2012. 3.27 Vol.165 ================== 震災復興のため建築現場などで、はしごや脚立の需要が増えているようです。 今回は、はしごや脚立による事故をご紹介しています。NITEからのお知ら せでは、「こんな事故にもご用心」「洗濯物から発煙・発火」のちらしの追加 を掲載しております。 ====================================================================== 目次 ====================================================================== 1.製品事故収集情報 ・はしごや脚立による事故 ・消費生活用製品の事故情報収集状況(3月7日~3月19日受付95件) 2.社告・リコール情報(3件) 3.NITEからのお知らせ ・注意喚起ちらし「こんな事故にもご用心」の追加 ・製品安全概論「製品安全対策の基礎知識」関西会場について 4.関係機関の製品安全情報 ・中山秀征のジャパリズム~新生活こそご用心!日常に潜む製品事故 政府広報オンライン ・榎本金属株式会社が輸入した手すり用固定金具のリコール(無償点検 ・交換)について 経済産業省 ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費者庁 ・誤使用による製品事故予防のリスクコミュニケーション製品安全シン ポジウム(東京)開催のご案内 NPO日本テクニカルデザイナーズ協会 ・R-Mapセミナー参加者募集 ・R-Map実践研究会 研究員募集! 財団法人日本科学技術連盟 5.編集後記 =================================== 1.製品事故収集情報 =================================== ◆◆◇ はしごや脚立による事故 ◇◆◆ ◇今回は、ご注意していただきたい はしごや脚立 による事故事例を ご紹介します。 (事例1) 男性が雨どいの修理工事中に、高さ数メートルのはしごから 転落し、意識不明の重体になった。 ---------------------------------------------------------------- → 被害者が雨どいの修理中に誤って転落したものと推定されます。 (事例2) 脚立の天板に立って庭木の剪定中、横方向に転倒しました。 ---------------------------------------------------------------- → 被害者が天板に立った状態で作業したため、身体のバランスを崩し、 脚立と共に転倒したものと推定されます。なお、天板のラベル及び取 扱説明書に天板上に立たないよう警告されていました。 ◇事例1のように、本来高所へ昇降するためのはしごの上で作業すると は、バランスを崩すしやすいので、はしごの上では作業をしないでく ださい。 はしごの上の作業イメージ http://www.nite.go.jp/jiko/poster/swf/0642.swf 事例2のように、脚立の天板に立って作業をすると身体のバランスを 崩しやすいので、天板の上に立って作業をしないでください。 天板作業のイメージ http://www.nite.go.jp/jiko/poster/swf/0641.swf なお、NITEでは、3月22日にはしご・脚立等の注意喚起を行いました。 詳しくは、下記のHPをご覧ください。 平成24年3月22日 「はしごや脚立等による事故の防止について(注意喚起) http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs120322.html ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆ (3月7日~3月19日 受付95件) NITEに通知のあった事故の傾向をみるために、上記期間内で収集件数 の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中で す。 製品名 (事故状況と件数) ===================================================== 1.石油ストーブ (火災等7件) 2.ガスこんろ (火災等6件) 3.石油ふろがま (火災等5件) 電気こたつ (火災等5件) 電気やかん (破損等5件) 石油ストーブの事故は、消火せずに給油していた際に出火した等の事 故で、電気やかんは、取っ手が取れた事故です。 最近1週間に受付をした事故情報について毎週金曜日に以下のNITEホーム ページで公表しています。 → http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html =================================== 2.社告・リコール情報 =================================== ◇ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社「除雪機」(HP)(2012/3/21)(無 償点検(不具合品は良品と交換))当製品において、貼付されているラベルに 誤りがあり、誤って記載された表示に従い走行ベルトの交換を行うと、エ ンジンを掛けた際、クラッチ操作を行わなくても走行するおそれのあるこ とが判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2012032101.html ◇榎本金属株式会社「手すり用固定金具」(HP)(2012/3/16)(無償点検(不具 合品は良品と交換))当製品に製品において、鋳造時において不純物が多く 混入したことから、強度が低下したため、使用状況により製品が破損する 可能性があることが判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2012031601.html ◇レノボ・ジャパン株式会社「デスクトップパソコン」(HP)(2012/3/9) (無償交換(電源装置))当製品の一部において、電源装置に不具合があり、 電源装置内の部品が過熱して発火する可能性があることが判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2012030901.html ■NITE社告・リコール情報のページ■ 【過去1年間の社告・リコール情報】 http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html 【社告・リコール情報の検索】 http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php =================================== 3.NITEからのお知らせ =================================== ◆◆◇ 注意喚起ちらしの追加について ◇◆◆ NITEで収集した事故情報を基に作成した注意喚起ちらしをホームページ に掲載しております。ダウンロードできますので、地域や社内回覧にご利 用ください。白黒印刷にも対応しております。 注意喚起ちらし追加 2012.3.27 こんな事故にもご用心(No.32) http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/68_goyoujin32.pdf 内容: はしごや脚立等 2012.03.21 洗濯物から発煙・発火~美容オイルなどが付着した 洗濯物を洗濯し乾燥機を使用~(エステティックサ ロン、マッサージ店等) http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/67_goyoujin-h.pdf 内容:エステ・マッサージ店で事故が多く起こっています! 過去5年間で47件の事故が発生(エステ・マッサージ 店17件、家庭8件、飲食店6件、その他美容院など16件) 注意喚起ちらしのホームページ これまでのチラシがご覧いただけます。 http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/chirashi.html ◆◆◇ 製品安全概論 ◇◆◆ 「製品安全対策の基礎知識」関西会場のご案内 ~まだ、間に合います~ 毎年行っております公開講座「製品安全対策の基礎知識」を募集してい ます。製品事故の現状と製品安全政策について、具体的事例に基づく考察、 今後の事故防止方策や政策のあり方などをテーマとして、NITE職員が講義 を行います。ぜひ、ご参加いただきますようお願いいたします。 【日 程】2012年4月13日~2012年7月27日毎週金曜日 18:00~20:00 (計15回)※開催日が休日の場合は開催しません。 シラバス http://www.nite.go.jp/jiko/kouza/2012SK441.pdf 【場 所】関西大学高槻ミューズキャンパス (最寄りJR高槻駅または阪急高槻市駅) 【定 員】70名(まだ余裕があります) 【受講料】無料 【募集期間】3月31日まで 【製品総合管理特論 お申し込み方法】 NITE募集ホームページ http://www.nite.go.jp/jiko/kouza/index2012.html NITEの募集ページから、お申し込みください。 =================================== 4.関係機関の製品安全情報 =================================== ◆◆◇ 中山秀征のジャパリズム ◇◆◆ 政府公報オンライン テーマ:新生活こそご用心!日常に潜む製品事故 春は、新生活のスタートやそれに伴う引っ越しで、それまでとは違う慣 れない環境で暮らす方も増える時期です。実はそんなこの季節、引っ越し による物の移動や、新たに購入した新製品の誤った使い方などで製品事故 を起こしてしまうケースがあります。一体どんな製品事故が起こり得るの か、また、どんな点に気をつければいいのかなどについて、経済産業省の 野中美次郎さんにアドバイスして頂きます。 【詳細】 http://www.gov-online.go.jp/pr/media/radio/bj/sound/20120317.html ◆◆◇ 榎本金属株式会社が輸入した手すり用固定金具の ◇◆◆ リコール(無償点検・交換)について 経済産業省(2012.3.16) 【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/2011/03/20120316004/20120316004.html ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆ 消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあっ た重大製品事故について、以下のとおり公表しています。 3/23 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120323kouhyou_2.pdf 3/21 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120321kouhyou_2.pdf 3/16 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120316kouhyou_1.pdf 3/13 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120313kouhyou_1.pdf ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ 誤使用による製品事故予防のリスクコミュニケーション ◇◆◆ 製品安全シンポジウム(東京)開催のご案内 NPO法人日本テクニカルデザイナーズ協会(JTDNA) JTDNAでは、第3回JTDNA製品安全シンポジウム2012を下記の通り 開催いたします。今回はリコール対策も視野に入れた誤使用防止など の意見交換を行います。 【開催日】2012年4月12日(木)10:30~15:30(受付10:00より) ※懇親会(有料)は16:00~ 【会 場】板橋グリーンホール1F大ホール 【参加費】無料(どなたでも参加できますが予約をお願いします) 詳細とお申込み >> http://goo.gl/CVe8t ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ R-Mapセミナー参加者募集 ◇◆◆ 財団法人日本科学技術連盟 日科技連では、設計段階から出荷後に至るまでの「全然ライフサイクル に対応した製品安全リスクマネジメント手法」であるR-Map関連講座を体系 化して、開催しています。R-Mapによるリスクアセスメントをセミナーとし て、ご活用ください。2012年度も更なる飛躍を目指して、R-Map関連セミナ ーの内容を「リニューアル」しました。 会場:(東京)日科技連 東高円寺ビル(東京メトロ・丸ノ内線東高円寺駅) (大阪)中央電気倶楽部 (JR大阪駅) ◆ R-Map入門コース ------------------------------------ 【対 象】R-Map手法に興味のある方、これから学びたいと考 えている方。R-Map関連セミナーに参加を検討して いる方・参加検討している方。 【開催日】第1回2012年4月11日(水) 13:30~16:30(東京) 第2回2012年7月 2日(月) 13:30~16:30(大阪) 第3回2012年9月 6日(木) 13:30~16:30(東京) 【参加費】無料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17129/?1200313ps ◆ 流通段階・販売後のR-Map活用コース -------------------- 流通段階・製品販売後のリスク評価を中心にR-Map活用事例を説明します。 【対 象】製造・流通・販売に関わる事業者、工業会、消費者団体 に所属される管理者・技術者・スタッフ・バイヤー等の 方々で、「R-Map入門コ-ス」を受講された方、または 同等の知識を習得されている方。 【開催日】第1回2012年5月17日(木) 13:00~17:00 (東京) 第2回2012年9月27日(木) 13:00~17:00 (大阪) 第3回2012年11月20日(火) 13:00~17:00 (東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17065/?120312ps ◆ 開発段階のR-Map活用コース ---------------------------- 開発段階でのリスクアセスメント方法とポイントを学べます。 【対 象】製造・販売に関わる事業者、工業会、消費者団体に所属 される管理者・技術者・スタッフ・バイヤー等の方々で、 「R-Map入門コ-ス」を受講された方、または同等の知識 を習得されている方。 【開催日】第1回2012年5月18日(金) 9:20~17:00 (東京) 第2回2012年9月28日(金) 9:20~17:00 (大阪) 第3回2012年11月21日(水) 9:20~17:00 (東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17066/?120312ps ◆ 製品安全(PS)技術コース ---------------------------- 製品事故の原因調査、製品安全へのアプローチの基本が理解でき ます。技術者にとって必要な「リスクアセスメント」「製品安全技 術(PSE)」が理解できます。 【開催日】第1回2012年9月19日(水)~20日(木)(東京) 第2回2013年1月30日(水)~31日(木)(東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17067/?120312ps ◆ PS/PLマネジメントコース ----------------------- PL法、改正民事訴訟法、製品安全に関する基礎的事項を、わか りやすく講義・解説を行います。PL対応からPSシステム構築ま で、トータルで学べます。 【開催日】2012年6月7日(木)~8日(金)(東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17068/?120312ps ◆◆◇ R-Map実践研究会 研究員募集! ◇◆◆ ~ 製品安全に関する異業種交流会 ~ 財団法人日本科学技術連盟 企業にとって重要なリスクマネジメント、その対応に有効な R-Map手 法を用いて、事例中心に検討しています。皆さまからお困りの問題を提 起していただき、それに対して製品安全および製造物責任に関して経験 豊富な実務家・専門家が解決の糸口を互いに議論し、助言いたします。 ◆期 間:2012年5月~2013年3月(全8回) ◆会 場:東京・日科技連 東高円寺ビル ◆参加費:有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/reliability/51/?mail120327PS ▼下記の申込書をダウンロードし、お申込みください▼ http://www.juse.or.jp/reliability/105/attachs/R_Mapken_moushikomi2012.doc =================================== 5.編集後記 =================================== 今年の4月から小学校にあがる子どもと一緒にNITEのキッズページを見て、 まだ難しいと思うところに解説を入れて一緒に見ていたところ、「リスク」 という文字を、見たとたん「私、わかる!」とのこと。「”危ないこと”で しょう?」と言われ、「惜しい!、危険源と発生確率を挙げれば正解!」と 無茶なことを思い苦笑してしまいました。 ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ ◇事故情報の検索 NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。 http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html ◇事業者、消費生活センター、地方自治体等からの製品事故情報をご提供く ださい。 NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、その結 果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。 通知様式等は以下のホームページをご覧ください。 【通知様式】 http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版) 【送付先】 mailto:[email protected] Fax 06-6946-7280 【問い合わせ先】 mailto:[email protected] ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ ※このメールマガジンは配信登録いただいたメールアドレスに配信しています。 心当たりのない方はお手数ですが、以下のメールアドレスまでご連絡ください。 ( mailto:[email protected] ) このメールマガジンに関するお問い合わせ、転載、「関係機関の製品安全情 報」欄へ掲載等ご希望がありましたら、以下のメールアドレスあてにお寄せく ださい。なお、関連機関情報の掲載対象は製品安全に関連する情報です。 ( mailto:[email protected] ) 配信の登録や解除、配信メールアドレスの変更は、こちらから 製品安全情報マガジンHP(バックナンバーもあります) http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ 【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全調査課
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- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
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TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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