Vol.38 12月15日号「アロマポットのろうそくで火傷した事故(前編)」
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===================2006.12.15 Vol. 38==================
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◆PSコラム◆ 今年の製品安全のキーワード
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◇今年もいよいよ年賀状を書くシーズンになった。この時期になるとPSコラ
ムも何を書けばよいか自ずと決まる。今年の製品安全のキーワードを1つあ
げてみたい。みなさんだったら何を選ぶだろうか。今年も色々な言葉が飛び
交った。リスクアセスメント、企業の社会的責任(CSR)、製品安全文化、
シュレッダー事故、ガス湯沸かし器の事故、不正改造、消費生活用製品安全
法、製品安全総点検・・・。いずれの言葉も、PSマガジンの読者であれば
ピンとくるのではないか。中には事業者にとって耳が痛くなる言葉もあるだ
ろう。
◇この中から今年のキーワードを1つ選ぶとすればなんだろうか。えいやと選
んでみた。1つだけ選ぶとすれば「製品安全文化」ではないか。この言葉は、
経済産業省産業構造審議会消費経済部会製品安全小委員会(平成18年10月17
日)がとりまとめた「消費者の視点に立った製品安全の確保を目指して」に
初めて用いられた言葉だ。
◇製品安全文化の定着
製造事業者又は輸入事業者は、製品の高機能化や多様性、低コストのみを
追求するのみではなく、消費者に安全な製品を供給し、安全な消費生活の実
現に常に配慮していく。また、販売事業者又は修理事業者等においても、消
費者が製品を安全に使用し、安全な消費生活が送れるようきめ細かな対応を
していく。さらに、消費者も製品の安全の確保について自ら行動していく。
併せて、国も消費者の安全・安心、あるいは製品安全問題について、中核的
な政策課題として取り組んでいく。このように、消費生活の安全・安心が経
済社会における重要な価値として位置付けられること、すなわち「製品安全
文化」を経済社会に定着させていくことが重要である。
「消費者の視点に立った製品安全の確保を目指して」(抜粋)
◇「製品安全文化」は印象に残る言葉だ。「安全文化」は安全性を最優先にし、
安全に配慮をした行動を行う組織や個人の姿勢が当たり前のように定着して
いることを表す言葉だが、その意味では、まだ、製品安全は「安全文化」が
まだ形成されていない分野であるといえる。「製品安全文化」。この言葉を
今年のキーワードに選びたい。ところで、PSマガジンのコラム(*)にもこ
れに似たことを書いていたことを思い出した。
今年から、製品安全文化の定着が進んでいくに違いない。
(編集子)
(*) http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol14_0113.html
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目次
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1.事故100選
第12回「アロマポットのろうそくで火傷した事故」(前編)
2.事故情報
・消費生活用製品の事故情報収集状況(11月27日~12月8日受付172件)
・芳香用ろうそくの事故
・事故情報収集制度対象外の事故(3件)
3.社告・リコール情報(7件)
4.NITEの製品安全情報
・平成18年度第4回事故動向等解析専門委員会を開催
・製品安全広報誌「生活安全ジャーナル」第3号を公開
5.関係機関の製品安全情報
・ガス衣類乾燥機のリコール(再社告)に関する注意喚起について
経済産業省
・石油直圧式給湯機のリコールに関する注意喚起について 経済産業省
・パロマ工業株式会社製瞬間湯沸器による
一酸化炭素中毒事故の再発防止について(第20報) 経済産業省
・電気式浴室換気乾燥暖房機の電源電線接続部の
点検要請について(第6報) 経済産業省
・株式会社優が輸入・販売した電気ストーブ
(ハロゲンヒーター)に係る注意喚起について 経済産業省
6.編集後記
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1.事故100選
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NITEや試験研究機関が事故原因究明をした事例に、その事故原因が安全
な製品を設計する上などで参考となる事例が多数存在します。これらの事例を
風化させてはならないと考え、当時の状況を事故100選としてご紹介するこ
とにしました。今回は「アロマポットのろうそくで火傷した事故」の前編です。
第12回「アロマポットのろうそくで火傷した事故」(前編)
◇1999年、アロマテラピー用オイルウォーマー(アロマポット)を使用中、
使用者が火傷を負う事故が起きた。アロマポットを2時間ほど使用したとこ
ろ、アロマポット内の加熱用ろうそくの上面全体に炎が燃え広がった。その
ため、使用者がろうそくをアロマポット内からピンセットで取り出そうとす
るとロウが飛び散り、手に火傷を負ったものである。
◇使用していたアロマポットは、高さ約8cm、直径が約10cmの円筒型で
天板が皿状、円筒の側面に空気の取り入れ口がある。皿状の天板に水を張り、
香りの元であるエッセンシャルオイルを数滴滴下し、これをアロマポット内
のろうそくで温め、蒸発させて香りを発生させる製品で、リラックス、リフ
レッシュ等の効果を目的に使用される。
◇事故時、加熱用ろうそくは今まで使用していたものとは違うものを使ってい
た。事故時に使用していたろうそくは輸入品で、深さ2.6cmの金属カッ
プにロウを流し込んでいるもの。それまで使用していたものは深さが1.5
cmであった。
◇被害者によるとろうそくの炎は固形燃料が燃えるように上面全体に広がった
という。ろうそくがこのような燃え方をした原因については次号で紹介する。
(後編に続く)
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2.事故情報
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◆◆◇ 消費生活用製品(*)の事故情報収集状況 ◇◆◆
(11月27日~12月8日受付172件)
NITEに通知のあった事故の傾向を見るために、上記期間内で、収集件数
の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中です。
製品名(事故状況と件数) [前号比(件数±)]
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1.石油給湯器(*1) (火災等 20件)[+ 2]
2.ガスこんろ (火災 13件)[+ 5]
3.電気ストーブ (火災等 10件)[± 0]
4.石油ストーブ (火災 7件)[+ 1]
5.カラーテレビ (発煙等 5件)[+ 5]
.直流電源装置(*2) (火災 5件)[+ 5]
.電気こたつ (火災 5件)[+ 5]
(*) 消費生活用製品:一般消費者が生活において使用する製品。
(*1) 社告対象品で前年以前発生の事故も含め報告があったもの等
(*2) 社告対象品でまとめて報告があったもの
◆◆◇ 芳香用ろうそくの事故 ◇◆◆
◇事故100選でアロマポットをご紹介していますが、ろうそくが香る、アロ
マテラピー用ろうそくでの事故もあります。消費者の不注意や誤使用から火
災になった事例をご紹介します。
・マンションの一室で火災が発生し、女性が右足に火傷を負った。
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→点火した芳香用ろうそくを窓枠の上に置いたまま寝てしまったため、
近くにあったバスタオルに着火し、火災に至ったと推定される。
・家人が外出中に職員寮の一室から出火し、天井や床などを焼いた。
出火当時、机の上に芳香用ろうそくを置いていた。
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→ろうそくは、半分に割った椰子の実の殻にロウを流し込んだもの。
家人は、ロウが残り少なく炎も小さくなっていたので自然に消えると
思い、そのまま放置して外出した。そのため、ロウがなくなって椰子
の実の殻の内側が燃え、周囲に延焼したと推定される。
・木造住宅から出火して2階の居間と洗面所を焼いた。
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→2階の居間で火災が発生する1時間程前に、芳香用ろうそくをプラ
スチック製の筆入れの上に直接立てて点火していた。家人がそのまま
1階に降りて放置したため、ろうそくの火が筆入れに引火し、火災に
至ったと推定される。
◇ろうそくの使用は、以下の内容や製品の注意表示を守ってご使用ください。
・使用している部屋から離れるときや就寝するときは必ず火を消すように
し、また完全に消えていることを確認してください。
・ろうそくは周囲にカーテンなど燃えやすいものがない場所に置いてくだ
さい。また、倒れやすい不安定な場所に置かないでください。
・ろうそく立てや受け皿は、金属、ガラス、陶器など、不燃性のものを使
用し、倒れないものを使用してください。
・燃え尽きる直前には、ろうそく立てや受け皿も熱くなることがあります。
燃えやすいものやプラスチックの上に置かないでください。
【参考】
事故情報特記ニュース No.39
「芳香用ろうそく」の取り扱いの注意について(注意喚起)
http://www.jiko.nite.go.jp/news/039/news39.htm
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◆◆◇ 事故情報収集制度対象外の事故(11月27日~12月8日収集) ◇◆◆
◇銭湯のボイラー室から出火(11/25 東京都)
5階建て集合住宅1階の銭湯から出火し、ボイラー室約50平方メートルを
焼いた。
◇クレーン車のタイヤが破裂し、隣の乗用車が大破(11/30 大阪府)
交差点で信号待ちしていたクレーン車の左前部のタイヤが破裂して、隣の乗
用車が大破し、乗っていた男児が頭部を骨折する重傷を負った。
◇タンクローリーのボルトが折れ、タイヤが外れる(12/5 大阪府)
走行中のタンクローリーのタイヤを車軸側に固定するボルト8本がすべて折
れ、直径1mのタイヤ2本が外れ、道路脇の側壁に当たるなどした。
■━━事故情報の検索━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。
http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/search/index.php
■━━製品の事故情報をお寄せください━━━━━━━━━━━━━━━━■
NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、
その結果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。
【事故情報収集制度概要】 http://www.jiko.nite.go.jp/index2.html
【通知様式】 http://www.jiko.nite.go.jp/index10.html(Word版・PDF版)
【送付先】 mailto:[email protected] Fax 06-6946-7280
【問い合わせ先】 mailto:[email protected]
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3.社告・リコール情報
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◇平成18年8月24日 ヤマハ株式会社 「いす」
昇降機構部の溶接不良により使用中に「座板の上下調整ができない」という
不具合が発生した。この状態のまま使用すると、座板の片方が下降し傾く可能
性がある。座板が高い状態にある場合は、傾きが大きくなり、演奏者がバラン
スを失い転倒する恐れがある。 (無償で点検)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060824d.html
◇平成18年8月31日 ジェイ・ビー・エイチ株式会社 「電気式床暖房」
床暖房を設置している床面上に、保温性の良い座布団やクッション、カーペ
ット等を置き、且つ長時間の連続運転を行った場合、一部の製品において床面
が変形・変色・焼損した事例が発生した。 (無償点検及び注意喚起)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060831.html
◇平成18年9月15日 松下電器産業株式会社「石油温風暖房機(再社告)」
平成17年4月21日「謹告」にて部品交換等の実施に関わるお知らせを行
っていたが、未点検品において新たな一酸化炭素中毒事故が発生した。
当該対象製品を未点検のまま使用すると、一酸化炭素を含む排気ガスが、室
内に漏れ出し、場合によっては死亡事故に至るおそれがある。
加えて新たに部品交換済みの2次エアホースが外れていた事故が発生した。
(平成17年4月21日、平成17年11月30日、平成17年12月6日及
び平成17年12月7日に行った社告の再社告) (買い取り又は無償で部品
交換(エアホース))
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060915.html
◇平成18年10月3日 パロマ工業株式会社/株式会社パロマ
「ガス給湯器(再社告)」
安全装置が正常に作動せず事故にいたる可能性があることが判明した。
(平成18年7月15日及び平成18年7月19日に行った社告の再社告)
(無償で点検及び修理・回収)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20061003.html
◇平成18年10月14日 ジェイ・ビー・エイチ株式会社
「電気式床暖房(再社告)」
床暖房を設置している床面上に、保温性の良い座布団やクッション、カーペ
ット等を置き、且つ長時間の連続運転を行った場合、一部の製品において床面
が変形・変色・焼損した事例が発生した。
(平成18年8月31日に行った社告の再社告)(無償で点検・修理)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20061014.html
◇平成18年10月19日 株式会社日立製作所
「ノートパソコン用バッテリー」
ソニー株式会社がノートパソコン用バッテリーパックに関して「自主交換プ
ログラム」の実施を公表した。現時点においては、日立Priusシリーズ/FLORA
シリーズのノートパソコンでは、ソニー製バッテリーを使用している際に生じ
る不具合は、発生していないが、ソニー株式会社の自主交換プログラムを受け
て、同プログラムで対象とされるソニー製バッテリーの自主交換を実施するこ
ととした。 (無償で製品交換(バッテリーパック))
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20061019.html
◇平成18年11月8日 フジプラ株式会社(販売元)/住友商事マシネック
ス関西株式会社(輸入元)「ラミネーター」
ヒーター配線接続部の不具合により希に発煙・発火に至たる可能性があるこ
とが判明した。 (無償で点検(修理)または交換)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20061108.html
■━━━NITE社告・リコール情報のページ━━━━━━━━━━━━━■
【過去半年間の社告】 http://www.jiko.nite.go.jp/index4.html
【社告の検索】 http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php
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4.NITEの製品安全情報
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◆◆◇ 平成18年度第4回事故動向等解析専門委員会を開催 ◇◆◆
NITEでは、事故情報の調査結果を事故動向等解析専門委員会(*)(通常年
4回開催)の審議を経て公表しています。今年度4回目の同委員会を、12月
12日に開催し、468件の案件が審議されました。審議を受け、事故原因
の究明作業が終わった案件については、NITEの事故情報収集制度四半期報
告書等でその結果が公表されます。
(*)事故動向等解析専門委員会は、学識者、消費者団体代表等10名の委員で
構成されています。
◆◆◇ 製品安全広報誌「生活安全ジャーナル」第3号を公開 ◇◆◆
「生活安全ジャーナル」第3号のダウンロードを開始しました。今号の特集
は「燃焼器具の事故を検証する」です。
【詳細】 http://www.jiko.nite.go.jp/journal/index.html
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5.関係機関の製品安全情報
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◆◆◇ ガス衣類乾燥機のリコール(再社告) ◇◆◆
に関する注意喚起について
株式会社ツナシマ商事が輸入し、販売した米国ホワイトウェスティングハウ
ス社製ガス衣類乾燥機(都市ガス用)については、平成14年11月以降焼損
事故が4件発生したため、平成18年2月からリコールを開始し、部品改修を
行っていました。しかし、リコール開始後も未改修品について事故発生が続い
ており、本年3月以降もさらに4件の焼損事故が発生したため、同社では12
月5日に新聞社告を行うこととしました。
経済産業省は、事故防止の観点から該当機種のガス衣類乾燥機をご使用の消
費者の方々に、早急にツナシマ商事が設けるフリーダイヤルにご連絡を頂くと
ともに、同社又は販売事業者から部品交換のお知らせがあったときは、速やか
に対応頂くよう注意喚起を行っています。
【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20061204004/20061204004.html
◆◆◇ 石油直圧式給湯機のリコールに関する注意喚起について ◇◆◆
株式会社ノーリツ、東陶機器株式会社及び長州産業株式会社は、同社製石油
直圧式給湯機(*)について、電磁弁のOオーリング(パッキン)の不具合によ
る油漏れにより、発火・焼損事故が発生したことから、株式会社ノーリツ、東
陶機器株式会社は平成14年10月から、長州産業株式会社は平成17年1月
からそれぞれリコールを開始し、無償改修を行ってきました。しかし、リコー
ル開始後も未改修品について事故が継続して発生しているため、上記3社では
平成18年12月4日に、再度の新聞社告を行いました。
経済産業省は、事故防止の観点から、未改修の該当機種の石油直圧式給湯機
をご使用の消費者の方々に、早急に各社が設けるフリーダイヤルにご連絡を頂
けるよう注意喚起を行っています。(*)直圧式:水道の圧力で給湯するタイプ
【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20061204001/20061204001.html
◆◆◇ パロマ工業株式会社製瞬間湯沸器による ◇◆◆
一酸化炭素中毒事故の再発防止について(第20報)
経済産業省は、8月28日に発出した緊急命令に基づき、パロマ工業株式会
社から11月末時点での対象機器の点検・回収の状況報告を受け、点検・回収
の状況をとりまとめ公表しました。
【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20061205003/20061205003.html
◆◆◇ 電気式浴室換気乾燥暖房機の ◇◆◆
電源電線接続部の点検要請について(第6報)
経済産業省は、電気式浴室換気乾燥暖房機の一部で、電源電線の接続工事が
不適切に行われていたと推定される焼損事故について、12月3日に新たに焼
損事故が発生したことを公表しました。また、同省が12月4日現在で把握し
ている点検実施件数について公表しました。。
【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20061206001/20061206001.html
◆◆◇ 株式会社優が輸入・販売した電気ストーブ ◇◆◆
(ハロゲンヒーター)に係る注意喚起について
株式会社優(代表取締役速水敏人)が輸入・販売した電気ストーブ(ハロゲ
ンヒーター、韓国・SELLATECH(セラテック)製、機種名:パラエナジーYH-80
00(B))において強弱切り替え用の部品による発火事故が平成15年12月
20日に発生し、その他にも同様の原因と推定される発火事故が発生しており、
直近では、先月にも発火事故がありました(経済産業省が把握している件数:
合計4件)。他方、株式会社優は、無届及び虚偽表示等を行っていた可能性が
高いことから、12月14日に中部経済産業局が電気用品安全法に基づく緊急
の立入検査を行っています。
経済産業省は、上記電気ストーブをご使用の消費者に、発火事故の発生の危
険性が否定できないことから、直ちに当該製品のご使用を中止して頂きますよ
う呼びかけています。
【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20061215007/20061215007.html
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6.編集後記
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あっという間に師走ですね。今年はいろいろなことがありました。皆さまは
いかがでしたか?・・・今年の製品安全のキーワードは何と思われたでしょう
か。まるで年末のご挨拶のように書いてしまいましたが、まだ28日に次号を
控えています。2006年、もう少しおつきあいください。
・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
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【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構
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