名称 |
第11回レスポンシブルケア 堺・泉北地区地域対話 |
実施日時 |
平成30年2月7日(水) 13:30~18:30 |
目的 |
堺・泉北地区での企業の環境保全や保安防災の取り組み状況について皆様にご理解いただき、地域住民と社会との相互理解を深めるための対話を進めていくと共に、広く皆様からご意見やご要望を賜り今後の企業活動に反映していくため。 |
場所 |
堺化学工業堺事業所 〒590-8502 大阪府堺市堺区戎島町5丁2番地 |
実施主体 |
一般社団法人日本化学工業協会RC委員堺・泉北地区加盟会社(堺化学工業(株)、DIC(株)、宇部興産(株)、三井化学(株)、ライオン(株)) |
規模・参加者構成 |
参加者 約80人
大阪府、堺市、海上保安庁、自治会、小学校教員、関係企業、日化協、司会(プロ) |
実施内容 |
- ①開会挨拶(堺化学工業(株))
- ②レスポンシブル・ケア推進紹介(日本化学工業協会)
- ③レスポンシブル・ケア取組発表①(堺化学工業(株))
- ④レスポンシブル・ケア取組発表②(DIC(株))
- ⑤質疑応答
- ⑤周辺地域見学(堺化学工業展望室から)
- ⑥講演「災害に備えて」堺市
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説明内容 |
- ①住民行政向けに環境、防災、安全の情報提供を行い意見を伺う。2年ごとに会員企業が持ち回りで開催。貴重なご意見を生かし社会貢献を進める。
- ②社会との対話の重要性と法令遵守のみではないRC倫理について説明。RC地域対話では全国的に震災時の防災対応、火災爆発等への対応、廃棄物、臭気、保安防災、交通渋滞などに関心がある。
- ③事前アンケートの紹介。RC活動の認知度は低い。82%が全く知らない。住民の災害時の化学物質の漏洩への関心の高さは全国共通。堺化学工業の製品の説明。化学でやさしい未来づくりを目指す。防災対策としては職場ごとの消防訓練、事業所全体での消防署との合同訓練、危険物や有害物の管理、設備補強、避難指定ビルなど。大気汚染対策として都市ガスに転換。水質汚濁対策のために工場内で処理。廃棄物削減、再資源化。堺科学教育フェスタへの参加。防犯パトロール。クリーンアップ作戦。
- ④動画1:会社概要及び製品紹介。
動画2:堺工場の紹介。
動画終了後の補足説明。
・地震津波避難訓練、年2回の総合防災訓練で対応力の向上。
・ISO1500,ISO14001を取得している。
・法令に基づき火災対策や適切な危険物や設備の管理。排ガスも適切に行政報告を行う。
・危険予知トレーニング、危険体感訓練。
・毎日の朝礼で指差し確認の安全基本動作確認。
・排水は法定基準より厳しい基準で、魚も住める水にして海に返す。
・異常があれば水の放流は停止するようになっている。
・地域貢献として、工場周囲の清掃、岸壁清掃によって、海をよごさないようにしている。
- ⑥堺区役所自治推進課からの講演
堺市防災ガイドブックについて説明。上町断層の被害想定。南海東南海地震による大阪府の津波被害を想定した動画。大津波がくるのに100分かかる。阪堺線より西側が避難対象で、東側が注意地域になっている。大津波警報はただちに避難。阪和線を目標に東の高いところへ徒歩で避難。
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参加者からの質疑 |
【質問項目】
- 地域の自主防災活動に対して企業としてどのような協力が得られるか?
- 震災時にタンクが倒壊して火災になった。石油関係のタンクがたくさんある。プラント内に津波で引火物が流れてくる可能性は?避難ビルに逃げ込んだ場合、流れてこないか?
- 企業の防潮堤の高さは?埋立地の海抜は?
- 堺港の西側の住居区域(海に囲まれている)に住んでいる。南海東南海地震への対応は工場だけでなく自治体の問題。大阪府、堺市の責任もあるのでは。自分の家を守っても外から流れてくる。想定外ということ。想定が1mはどのようなマグニチュードか。漠然としたことを言っても意味がない。最悪のことを考えて説明してほしい。大阪湾の問題なので、行政の説明がほしい。堺化学の体育館を開放してほしい。水がたまるというとも想定している。
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特徴的な取組 |
地震防災、津波防災を想定した地域対話であり、海岸部でもあるため、地域住民から津波に関する懸念が示された。 |
開催案内の方法 |
海岸部に住んでる住民には、町内会のお知らせで案内。 |
当日参加者に準備したもの |
- 式次第
- 予稿集
- ガイドマップ
- アンケート
- 封筒
- 筆記用具
- お茶
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リスクコミュニケーション活動の公表状況 |
http://www.city.sakai.lg.jp/smph/shisei/koho/kocho/shichofureai_talk/fureaitalk_h29/hureai29-2.html |